夏場のお弁当の心配事と言えば、食中毒。
お弁当を食中毒から守り、傷みにくくする工夫をご紹介します。
-
食中毒予防の基本中の基本は手を洗うこと。調理前やお弁当を詰める前は石鹸を使ってしっかり手を洗いましょう。親指の付け根や手首などは意外と洗えていないことがあるので、日ごろからこれらの場所も洗うように意識し、習慣にすると良いでしょう。
-
ハムやちくわなどは加熱せずにそのまま食べられる食品ですが、お弁当に入れる時は加熱するようにしましょう。食中毒の原因となる菌は熱に弱い菌が多いので、しっかり加熱しておくことで食中毒を予防することに繋がります。
-
ご飯やおかずが温かいままお弁当箱に詰めると、水分が発生します。水分が多いと、細菌が増えやすくなってしまいます。お弁当箱に詰める前には料理を冷ます習慣をつけましょう。
-
食中毒の細菌は水分が多いと増えやすくなるので、おかずを冷ますだけでなく汁気が多いおかずを入れないということも大切なポイントです。
-
お弁当の定番食品の卵。卵には食中毒の原因菌となるサルモネラ菌という菌が付着していることがありますが、サルモネラ菌は75度で1分以上の加熱で死滅します。ゆで卵や卵焼きは中心までしっかり加熱するようにしましょう。
-
お弁当にさまざまな種類のおかずを入れる時は、レタスや青しそなどの生野菜ではなくカップを使用して区切るようにしましょう。おかずと生野菜が触れることで、野菜から水分が出やすくなります。また、ミニトマトを入れる際は、ヘタの部分に汚れがたまりやすいので、ヘタをとってきれいに洗って入れましょう。
-
いくら冷まして詰めても持ち運んでいる間に温度が上がってしまうと、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。持ち運び時には保冷剤を使用して温度が上がらないようにしましょう。
-
参考 食品安全委員会【読み物版】[生活の中の食品安全 -お弁当も、食中毒に気をつけよう!-その2] ◆Q&A◆平成29年4月14日配信
https://www.fsc.go.jp/e-mailmagazine/mailmagazine_h2904_r2.html
-
作りやすい分量
- さつまいも…200g
- A 油…大さじ1と1/2
- A 砂糖…大さじ2
- A しょうゆ…大さじ1/2
- 黒ごま…適量
- 1)さつまいもは小さめの乱切りにし、水にさらして水気を切り、水分を拭き取る。
- 2)フライパンにAを入れて、1を重ならないように並べる。
- 3)弱めの中火にかけ、ふつふつとしてきたら転がしながら8分加熱する。つまようじで刺してスッと入れば、取り出す。黒ごまをふる。
さつまいもが厚いと加熱するのに時間がかかるため、やや小さめの乱切りにすることで時短に!
-
3個分
- 卵…1個
- ハム…3枚
- 牛乳…小さじ1
- マヨネーズ…小さじ1/2
- ミックスビーンズ…適量
- ミックスベジタブル…適量
- 1)卵、牛乳、マヨネーズを混ぜる。
- 2)耐熱カップにハムを花型になるように入れ、ミックスビーンズを入れる。
- 3)1を2に流し入れ、ミックスベジタブルをちりばめる。
- 4)耐熱皿に3を乗せ、ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で1分20秒加熱する。
卵が完全に加熱されるまで、加熱時間を適宜調整する。ベビーチーズやツナを加えてもOK
※アルミカップは電子レンジ使用不可なので、耐熱シリコンカップなどを使用する。 -
10個分
- 豚薄切り肉…10枚
- にんじん…1/2本
- いんげん…10本
- 小麦粉…適量
- 油…小さじ1
- A しょうゆ…大さじ1
- A 砂糖…大さじ1
- A みりん…大さじ1
- A 水…大さじ1
- 1)にんじんはいんげんの太さに合わせて切る。いんげんは両端を切り落とす。耐熱皿ににんじんといんげんを入れて、水大さじ1(分量外)を回しかけ、ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で2分加熱する。肉の幅に合わせて半分に切る。
- 2)豚薄切り肉に小麦粉をまぶし、にんじんといんげんを格子状になるように2本ずつおき、手前からくるくる巻く。これを10個作る。
- 3)フライパンに油を熱し、2を入れて転がしながら肉に火が通るまで焼く。
- 4)3のフライパンの余分な油をキッチンペーパーでふきとり、弱火にしてAを入れて煮絡める。
甘辛だれと絡めたら弱火にすることで焦げ付くことなく仕上げることができます。
作り置きにする場合は、冷蔵庫で3日ほど保存可能です。※食べる時は再加熱する。 -
作りやすい分量
- 鶏むね肉…200g
- 卵…1個
- 粉チーズ…大さじ1
- カレー粉…小さじ1/2
- 小麦粉…大さじ2
- 油…大さじ1と1/2
- 塩…少々
- こしょう…少々
- 酒…小さじ1
- 1)鶏むね肉は皮と筋を取り除き、食べやすい大きさの削ぎ切りにする。
- 2)1をボウルに入れて、塩、こしょう、酒を加えて揉み込み、小麦粉をまんべんなく付ける。
- 3)別のボウルに卵、粉チーズ、カレー粉を混ぜ合わせて、2をくぐらせる。
- 4)フライパンに油を熱し、3を入れて弱めの中火で両面にこんがりと焼色が付くまで焼く。
酒を加えて揉み込むことで柔らかい仕上がりに。作り置きにする場合は、冷蔵庫で3日ほど保存可能です。※食べる時は再加熱する。
-
作りやすい分量 調理時間は漬ける時間を除いた時間です
- れんこん…60g
- パプリカ(赤)…1/3個
- パプリカ(黄)…1/3個
- アスパラガス…3本
- A 米酢…50ml
- A 水…150ml
- A 砂糖…大さじ4
- A レモン汁…小さじ1
- A ローリエ…1枚
- 1)れんこんは6〜7mm幅のいちょう切りにし、パプリカはひと口大に切る。アスパラガスは下部を切り落とし、硬い部分の皮をむき、2〜3cm幅の斜め切りにする。
- 2)鍋にAを入れて弱火にかけて沸かし、れんこんを加えて2分煮て、そのままパプリカとアスパラを加えてさらに1分煮る。
- 3)火を止めて清潔な密閉容器に移し入れて冷ます。
水っぽくなりにくい野菜を使い、お子さまが食べやすいように甘めの仕上がりになります。